八郎潟西部承水路のボーターの皆さんへ

【八郎潟西部承水路 ボートで釣りをする場合の注意点】

八郎潟西部承水路のボーターの皆さんへシェルターマリンよりお願いがございます。

普段はガラガラの八郎潟西部承水路もゴールデンウィーク~6月下旬までとお盆休み中は釣り人で賑わう場合があります。岸から釣りをする方以外にもフローター、カヌー、ゴムボートで湖上に出ておられる方もおられます。船外機付きのボートで走行する際はできるだけ他の釣り人の迷惑にならないようにお気遣いをお願いいたします。

 

 

ルール、マナーを守って楽しくボート釣りができますように皆様のご協力をお願いいたします。

シェルターマリン

島村勝也

戸北健一郎

池田守

伊藤将太

 

チャプター⑧八郎潟という最高の湖 ~アフタースポーン編~【加藤敏久】

筆者:加藤敏久

⑧アフタースポーン編(7月)

スポーニングについては解説しましたが、ネストの時期は比較的に釣りやすい事とネストのバスの釣り方は資源保護の観点から解説は省略します。今回はネストの時期が終わって回復するまでのアフター(ポスト)スポーンの時期について解説していきます。

アフター(ポスト)スポーン期の行動

 

アフターから回復するための行動とは

アフターのバス達は体力を回復するために餌を食います。

全てはこの行動を考えることから始まりますが、どこでどんな餌を食い始めるのか?

スポーニング直後のメスとネストを守ってヘロヘロのオスはどちらも体力を消耗しているのであまり動けません…

 

アフターのバスがベイトフィッシュを追って小魚を食いまくって体力を回復!

そう思っている人は完全に見失います。

 

そもそも動けないくらい疲れているという事は、動きが遅い餌から捕食していくのが普通でしょう。

つまり、動きが遅い魚と甲殻類がメインベイトになるというのがパターンです!

動きの遅い魚はゴリ系で、甲殻類はザリガニやエビです。

 

ここまで分かればパターンは構築しやすいですよね。それとこれらの餌がどこに多いのか?それを考えればアフターのバスの行動が先読みできるので様々な展開が頭に浮かんできます。

それに加えて、初期段階の捕食で体力を回復してきたバス達は次の行動に移りますが、なにか分かりますか?

体力が回復してきたバス達はベイトフィッシュを追い始めます。そうするとまたバスの行動エリアを広げて考えて条件の整ったエリアを絞り込んでいきます。

これがアフターから回復するまでのシーズナルパターンです。

 

実際にどういったポイントをチェックするのか

上記の事を考えれば八郎潟に通っている方なら実際にどこを釣ればいいのかおおよその見当がつくと思いますが、ここからは実際にどこを釣っていけばいいのかを具体的に解説していきます。

 

それでは、最もお手頃で食べやすい餌の甲殻類がどこに多いのか?これを考えてみます。

 

八郎潟で釣りをしていてエビが跳ねるのを見たことがあると思います。バスがボイルしてるな~と思ってみてみるとその先でエビがぴょんぴょん水面を跳ねていたりしますよね?それはどこで見ましたか?

ザリガニに関してはエビほど多く見かけるわけではないですが、こちらも釣りをしているとたまに見かけます。

どちらもそうなのですが、釣り人が見えるところにたまたま一匹だけいるというのは考えづらいので、その周りには見えないけれどたくさんいると考えた方がいいと思います。

 

甲殻類をバスはどこで喰っているのでしょうか?

 

多くの場合は【アシ(水生植物)周り】と【リップラップ+レイダウン・地形変化・アシ】この2か所をチェックすれば出会える確率は上がると思います。

 

まずはアシ周りですが、アシ周りには甲殻類が割と多く居ますので、スポーニングエリアの近くのアシは必ずチェックしておきましょう。アシの奥の激浅なところにも入り込むのもこの時期は多いです。

アシの奥には甲殻類に加えてカエルや虫も居るのでそういった餌も捕食している為、他の人が投げないようなアシの奥の奥にルアーをブチ込んでみるのもいいと思います。

 

次にリップラップ+レイダウン・地形変化・アシについてですが、リップラップの中にはたまにちょっとしたレイダウンがあるポイントや小さな張り出しがあるポイントと、リップラップの上にアシがあるポイントがありますが、そういったリップラップにプラスアルファの要素があるポイントには甲殻類とバスが多くいます。(ちなみにここにはゴリ系の魚も多くいます。)

 

なぜリップラップにプラスアルファが必要か?

餌が豊富というだけでなく、餌を追い込みやすいので捕食がイージーな為そういった複合要素のポイントにバスが集まるのです。体力が無いので、できるだけ消耗せずに捕食したいですからね。

 

【甲殻類などを食べて回復してきたバスのその後の行動は?】

ある程度回復したバスは更に体力を回復するために小魚などの泳ぎ回る餌を追い始め、ベイトフィッシュが多いエリアへ集まります。

 

この状況になるとアシなどのストラクチャーに依存しなくなりバスは行動的になります。

そういったバスを探すにはベイトフィッシュが集まりやすいポイントを探す必要がありますが、八郎潟でバイトフィッシュが集まりやすいポイントはどういったところでしょうか?

・カレント(流れ)がある

・岬

・橋脚周り

・ボディーウォーターが当たる場所

・酸素量の多い場所

・地形変化が多いポイント

上記の様なポイントにはベイトフィッシュが集まりやすいのでアフター回復のバスも多くなります。

このようにスポーニング後のバスの行動を様々な要素から予測してバスを探すことが出来れば釣果も付いてくると思います。

 

八郎潟西部承水路 2020年5月26日の釣果情報

スカッと晴れた日は少ないものの、まあまあ快適な日々が続いております。

出船できないような荒れた天候の日も無く、とてもとても良い感じです。

一部のエリアは釣れるか釣れないかは別として、やる気を著しく奪うような濁りが入っていますが、多くのエリアではそれ程気にする必要はないと思います!

5月は産卵の進行状況が様々なバスが混在しているので、皆さん思い思いの釣りをハチャメチャに楽しめていますよ!

 

まずはハーロックガイドサービスの高橋さん!

とりあえず、手堅い打撃の釣りを抑えておいて、お客さんの要望に応えながら臨機応変に対応しております!西部歴のメチャクチャ長〜い高橋さんですので、是非ご利用してみてください!

 

久々のボートフィッシングなSudaさんは・・・

エース級ワームボックスと書かれた何とも興味深いタックルを積み込んで出船!

でもって、エース級ワームが炸裂で連発もあり〜のお見事な釣果でございました!

 

浅利さんも久々のボートフィッシング!

釣れなければ当分ボートはお預けの予定だったそうですが、スピナベが炸裂!プリップリな羨ましいバスをコンスタントに釣り上げていらっしゃいました!お預けの必要はなさそうですね!またお待ちしております!

 

この時期がメチャクチャ得意なワタナベさんは・・・

ちょっと間が空きましたが、そんな事は問題無し!パッときてサッと釣る!ワタナベスタイル流石でございます!

 

ワタナベさんと同船した小原さんも・・・

バックシートからクランクと打撃でバシバシっと良い釣りをしていらっしゃいました!

 

スランプから抜け出した男は強いですね!な清水さん・・・

早春に比べて釣るのが難しい50アップですが、2キロ振り切りのお見事な1本でございました!

 

着々とスキルアップしていくtaikiさんは・・・

夕方のホットな時間帯に合わせたスモラバで、快心の50アップ!日中は苦戦されたそうですが、そんなのも吹き飛ばす素晴らしい魚でしたね!

皆さん本当に楽しそうにしています!春の八郎潟!本当に素晴らしいフィールドですね!

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