引き続き連続報告中のフィッシャーFX-18のカスタムボートプロジェクトのご報告です。第35回は大きな作業が進んでまた一歩完成に近づいた感じの内容となっております。
と、その前に….
前回の後半の続きから

シート下のストレージ内のクラックによる漏水(黄色い→の箇所)の修復が完成しました。

既存のカーペットはがしてストレージの内側からFRPで補修しました。

で、仕上がりはこんな感じ。これでシートしたのストレージはドライストレージに戻りましたので船検証やレインウエアーなど、他にも濡らしてはいけないものを収納できるようになりました。因みにもう1艇ある白いフィシャーの方も同じく漏水していますので同じ修繕方法でドライストレージとして復活させることができると思います。
それともう一つ、似たようなインシデントが見つかりした。

シート後ろ側にあるストレージのトレイを外してみると

ここも割れていました。この部分はシート後方のストレージやライブウェルのセクションとガソリンタンクやバッテリーを積載する後部のコンパートメントを仕切る単なるパーテーションでボート自体の強度には関係していないと思われる箇所でしたが今回良い機会なのでこの部分に関してもFRPを積層してクラックを埋めてさらに補強の積層をおこないました。


仕上がりはこんな感じ。濃いグレーの積層部分が今回の補修箇所です。これでバッチリです。
そして次は

コンソールのインターフェイスパネルの制作です。この辺りが単なるボートレストレーションではなくカスタムボートといえる所以です。
元々のコンソールデザインがこれ↓


かなり時代を感じしてしまうデザインとなっておりました。なのでコンソール周りは既存のパーツは使わずに全部新しくデザインしなおしてカスタムすることに。


池ちゃんがFRPで専用のモールドを形成して現代的なデザインに生まれ変わらせます。
報告が長くなってしまったので今回はここまで。
次回はいよいよ到着したエンジンのリギング作業のご報告となります。
徐々にですが、バスボートらしくなってきました!
