【カスタムボートプロジェクト#43】
前々回のカスタムボートプロジェクト#41でご報告した駐艇会員さまのボートカスタムの作業が遅れながらも着々と続いております。COVID19の世界的な流行や東ヨーロッパでの紛争などの影響もあり世界的にボートやボートパーツ、ボート制作資材の不足からデリバリーの遅れが続いております。WOLFISHBOATSも少なからずその影響を受けてしまいピットガレージには完成まじかのカスタムボートがズラッとならんでおります。
さて、前回はフロアパネルのコアボードの切り出しが完成したところまででしたので今回はその続き。
切り出したフロアパネルコアボードにFRPを積層してゆきます。
①コアボード
②ロービングマット
③グラスマット(粗目)
④グラスマット(細目)
積層する素材はこんなところでしょうか。
ストレージボックスなどもお客さまのボートのレイアウトに合わせて制作してます。
とにかく積層には根気と丁寧さが必要。きれいに仕上げる為にはレジンが硬化する適温に室内の温度管理する事。また↑のような立体的なパーツはシートを張り込んでいく際に気泡が出来ないように張り込むシートの形や種類を巧みに使い分ける事が重要です。
写真はライブウェルのハッチ周辺の繊細なパーツ。
FRP製のフロアパネルが完成したらお客様の指定したカーペットを丁重に張り込んでゆきます。
今回のカスタムボートはとにかく凝ったフロアレイアウトで各所にオーナーさまのオーダーが反映されています。
完成しているボートをポンと買うのも良いですがカスタムボートは少量生産品ですので自分のアイデアやフィッシングスタイルに合わせたボートを注文してみるのも良いかと思います。
残るはライブウェルのパーツを組み込んで完成でしょうか。