カスタムボートプロジェクト♯21

カスタムボートプロジェクト♯21

今回のカスタムボートプロジェクトはリセストレイ(オフセットペダル)の取り付けです。

とてもポピュラーで古典的といってもいいほど基本中の基本のようなボートカスタムです。

近年のボートを新艇で購入すると最初からトローリングモーターのフットペダルはオフセットされていますが10年くらい前はとても珍しいパーツ(仕様)でした。

今回のカスタムの依頼をしてくださったお客様は20年程前にボートでのバスフィッシングを趣味とされておりましたがその後、海の方にフィールドを移されておりました。この度、当時のボートでバスフィッシングを再開するに。すでに当マリーナで20年程はガレージで保管されていたであろうボートを丁重に復元させて頂いておりました。上記の写真で見るとデッキの高さやバウデッキ周辺のデザインが現代の物と違うのが見てわかります。ボートの復元依頼の際にローランスHOOK REVEAL7を注文頂き取り付けてあります。

前置きが長くなりましたが今回は加えてリセストレイの設置となりました。

20年程前のアルミボートのサイズは殆どが12フィートかそれ以下でカートップ仕様です。フロアデッキやバウデッキもそれにあわせて軽量簡素な作りです。写真のバウデッキの薄さに注目!フロアデッキが低くボート前方の浮力体に直接カーペットが貼られています。まず、オフセットトレイが干渉する箇所をカットします。

そのあと、カットして浮力体がむき出しになった部分に防水処理を行います。

簡素な作りのフロアデッキの為、デッキにそのままリセストレイを取り付けるとフロアがボヨンボヨンしますのでこの部分にアルミフレームのサブフレームを入れて強度を上げます。これでペダルを踏んだ際にソリッドな踏み心地が得られると共にボート前方の剛性が格段に上がります。

フロア下は法定備品のストレージになっているので実装して適切なスペースが確保されているか確認してみます。問題なくフロア下をストレージとして使用できる事を確認できました。

仕上がるとこんな感じ。かなり現代的なルックスになりました!

これでペダル操作をしながら釣りをするのが楽になりますし見た目もかなりスッキリしたと思います。

 

 

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