レストア中のフィシャーFXのエンジンが届くまでもう少し時間がありそうなので、先にカーペット張り込み作業に入りました。
その前に1つインシデントを発見しました。フィシャーFXシリーズはシートの下がストレージになっているのですがこのストレージに水漏れがある事がわかりました。因みにもう1艇ある白いフィシャーも同様のインシデントが発生しているのでこの年代のフィシャーFXシリーズすべてにいえるインシデントではないかと推測しています。
ストレージの内張をはがしてみると
かなり割れています。
FRPを積層して割れた部分を防水します。これでシート下のストレージもドライストレージとして利用できます。もちろんこの後、仕上げに内側にもカーペットを貼りこみます。
新しいカーペットを貼りこむにあたってまずは元々貼ってあった古いカーペットで型取りをします。
新しく切り出したカーペットをフロアに張り込んでいきます。
専用の接着剤で張り込んでいくのですがコーナー部分やRのついた箇所はカーペットがたわまないようにノックハンマーや椹木を使って丁寧に作業を行います。注:古いカーペットを剥がした後、残った接着剤をしっかりと剥がしておかないと新しいカーペットを貼っても表面がデコボコになってキレイに貼れません。何事も下地が大事なのです。これは塗装も同じです。
いい感じで新しいカーペット張り込み作業が進みます。
リア部分は 込み合ったレイアウトなので接着剤が余計な部分にはみ出さないように念入りにマスキングをしてからカーペットを貼りこんでゆきます。
込み入った部分もキレイにカーペットが貼り込めました。
この作業が終わったら次はいよいよ次はエンジンのリギング作業へ入ります。