今年も【エンジョイフィッシング】期間が始まります!
期間:4月29日~7月31日まで
東北に位置する八郎潟では春の訪れが関西や関東に比べて1か月程遅いです。
春は魚の産卵のシーズンで八郎潟の魚たち保護の観点から4月29日~7月31日までの期間はライブウェルを使用をお控え頂くようお願いいたします。
期間中につきましてはシェルターマリンのレンタルボートのライブウェルは使えません。マイボートで釣りをされるアングラーの方はキャッチした魚をライブウェルに入れる行為を自粛して頂くようお願いいたします。
なんで?とお考えのアングラーさまもいらしゃると思いますので八郎潟における魚たちの産卵についてご説明させて頂きます。
【5月】
春の訪れが遅い八郎潟では毎年5月くらいから本格的なスポーニングシーズン(産卵期)に入ります。
この期間中は産卵床(スポーニングベッド)が浅瀬を中心にでき始めます。この時期にキャッチした魚を持ち帰ってしまうとせっかく産卵に入る、もしくは入りかけている個体の産卵を阻害してしまいます。
【6月】
この期間について異論を唱える方は少ないと思います。いわゆるミッドスポーンの期間にあたり魚はペアリングした後、産卵床(スポーニングベッド)で産卵をしてオスがベッドで卵を守っている様態となります。この期間にキャッチした魚をライブウェルにいれてしまうと卵を守る行為ができずせっかく産卵した卵が死卵になってしまったり他の魚に食べられてしまうリスクが非常に高くなってしまいます。
【7月】
梅雨明けとともに初夏が訪れます。関西や関東ですと多くの魚の状態は主にポストスポーニング(アフター)となります。地域やエリアによってはライブウェルの使用を開始する方も見られますが、先に書い八郎潟は春の訪れが遅い分、1か月程産卵の開始が遅いです。まだまだライブウェル使用はお控え頂きたい期間です。この期間は卵から生まれた稚魚(フライ)をオスが見守っている期間となります。この状態の魚をキャッチしてライブウェルに入れてしまうと生まれたばかりの稚魚たちを守るオスがいなくなり他の魚に食べられてしまう事が予測されます。
【ボートで釣りをされるアングラーさまへのお願い】
エンジョイフィッシング期間はシーズン中でもっとも魚をイージーキャッチしやすい期間でもあります。この期間は釣った魚をさ(食用でない魚を検量や記録の為に)持ち帰ったりせずに純粋に釣りを楽しんで頂きたいと考えています。キャッチした魚もはできるだけ早く湖に返してあげてください。湖上での写真撮影についても手短にお願いいたします。(キャッチからリリースまで30秒くらいで済ませてください。)末永く八郎潟で釣りを楽しんでもらう為のマナーと考え皆様に協力していただけるようお願いしております。
シェルターマリン
島村勝也