筆者:加藤敏久
八郎潟
私が過去に八郎潟に通いつめた経験を基に、八郎潟での季節に応じたパターンの構築法やバスの行動などをご紹介して行きますので実際に釣行する際の参考にしていただけたらと思います。
八郎潟はどんな湖か?
八郎潟と言えば、過去には北の楽園とか最後の楽園とか言われていました…もう15年~20年くらいも前の話だと思います。
私が八郎潟に通い始めたのは2011年からですが、もうそのころには既に楽園というにはほど遠い状態だったようです。
楽園時代とは?
楽園時代の八郎潟に行ったことがある方は、当時のたくさん釣った事を思い出しその当時の話をしてくれます。
- 1日やってれば3桁は釣れた!
- ルアーを足元に垂らしているだけでも釣れちゃうんだよ
- 当時は釣れすぎて飽きちゃう程だった…
今では考えられないですよね。誰に聞いてもみんなが大量に釣りまくっているのです…釣れなかったという人に会ったことがないほど…
楽園はどこに行った?
誰でも大量に釣れていた時代がいつ終わったのか?正確なタイミングは私には分かりません。
しかし、私が通いだした2011年には既に現在のように簡単に何十匹も釣れる八郎潟ではなくなっていました。そして年々バスの数は減り続けているように思います。今思い返しても通い始めた当時のほうがバスの数も多く割とみんな釣っていたと思います。
釣れなくなった理由
なぜ八郎潟のバスは以前ほど釣れなくなったのか?原因はたくさんありますし、様々な理由が推測されています。
- 水質の悪化
- アシなどの水生植物の減少
- 農薬問題
- 駆除など
あくまでも推測でしかないのですが上記のような事が原因ではいかと言われています。
釣れなくなったけれど
確かに八郎潟は楽園ではなくなったようですが、楽園の当時を知らない私には特に何も感じませんし、私が通っていた当時でも年々バスが減っていたとしても釣れるバスの数自体は減りませんでした。バスの数が減少するのに対して釣り人側の技術と経験値が向上すればいいだけです。
【熱心に通っている人やしっかり考えて釣っている人がたくさん釣れて、そうでない人があまり釣れない…】
これはバスフィッシングとしてのゲームが成立しているということに繋がります。
誰でも釣れるようなパターンと関係ない季節感のないバスが減ることで起きるバス釣りとしてのゲーム性の向上が八郎潟には起きているのだと感じていました。さらに、個体数の減少によって、バスの大型化が進んでいるのも明らかで、毎年50UPの釣れる数が増加しています。
誰でも釣れて、3桁釣れたり、飽きるほど釣れる…いい時代のようですが、それが果たしてバスフィッシングとして楽しいのか?
その一方で、釣れまくる八郎潟の中で最も釣れる方法を探すというゲーム性もあったわけです。
つまり、バスフィッシングの本質は変わらないということで、昔も今も八郎潟は最高のフィールドだということは何も変わっていないのだと私は思います。
あの広大なフィールドの中でバスを探してパターンを構築していく。日本の中でも有数のビッグレイクで多くの経験ができたことは現在の私の大きな糧となっています。