筆者:加藤敏久
⑲高実績カラーはコレ!おススメカラー編
今回は八郎潟におけるワームのカラーセレクトについて解説していきたいと思います。
カラーセレクトについては皆さん様々な考えをもって状況に応じて行っていると思いますが、八郎潟のようなマッディーシャローレイクにおいて、私の経験上で有効なカラーをご紹介します。
八郎潟で有効なカラーはコレ!
八郎潟に通っていたころにいろいろな方と話す機会がありましたが、その際に思っていたのが、カラーに対する重要度の低さと認識の低さです。
なぜカラーに対する意識が低いのか?そんな事を考えたことがありましたが、「濁っているからあまり関係ないんじゃないか」と思っているのでは?(話の中でそういったワードが出ることが多かったので…)
実際に釣り具店スタッフとして働いていた時も接客中にカラーの話をすると多くの方が、濁っていてもカラーローテーションは大切なのですね!と驚いていました。
私は当時、桧原湖と八郎潟に同時期に通っていましたが、クリアウォーターの桧原湖とマッディウォーターの八郎潟では、カラーと釣果にフォーカスすると、桧原湖と八郎潟は同等かもしくは八郎潟の方がカラーに対してバスがセレクティブだと感じていました。
感じ方には個人差はあると思いますが、それくらい八郎潟でのカラーセレクト・カラーローテーションが大切だと思いながら釣りをしていた事が、実際に釣果にも繋がっていたと思います。
そこで、私が実際にどういった基準でカラーローセレクトをしていたのかご紹介します。
【八郎潟で実績が高いカラー】
ブラック/ブルーフレーク
チャート
ウォーターメロン/ブラックフレーク
グリーンパンプキン/ブラックフレーク
グリーンパンプキン/ブルーフレーク
グリーンパンプキン/レッドフレーク
パールホワイト/ブラックフレーク
スモーク/ブラックフレーク
状況によるカラーの使い分け
カラーの使い分けは時期や天候など様々な要因で変わるので一概には言えませんが、上記のカラーをどのように使い分けていくのかを解説します。
メインで使用していたのは【グリーンパンプキン/ブラックフレーク】と【グリーンパンプキン/ブルーフレーク】です。
特に【グリーンパンプキン/ブルーフレーク】は非常によく釣れるので、メインにするカラーです。マッディには青ラメが効くという事です非常によく釣れるのですが、青ラメ反応が薄い時があります(理由は定かではありませんが…)。
【グリーンパンプキン/ブルーフレーク】に反応が薄い時は【グリーンパンプキン/ブラックフレーク】と【グリーンパンプキン/レッドフレーク】を使用します。簡単に言うなら青ラメがダメならグリパンの黒ラメと赤ラメを試してみよう!と言った感じですね。
次に、アシ撃ちなどのシルエットをハッキリ出したい場合には【ブラック/ブルーフレーク】です。このカラーは八郎潟バスが大好きな青ラメが入っているのでよく釣れます。
逆にシルエットをぼかしたい時に使うのが【パールホワイト/ブラックフレーク】で、このカラーはベイトフィッシュを捕食しているバスを狙う時によく使っていました。
シルエットをハッキリ出す【ブラック/ブルーフレーク】と、ぼかしたい時に使う【パールホワイト/ブラックフレーク】の中間的な位置で使っていたのが【スモーク/ブラックフレーク】で、このカラーは曇りの時などにも使っていました。
大雨や田んぼの代掻き等で濁った時に使っていたのが、【チャート】です。【チャート】はぼんやり馴染ませて喰わせる用で、これで反応が薄い時は逆に【ブラック/ブルーフレーク】を入れてみると反応があったりするので真逆のカラーローテーションもやってみると良いですよ。
【ウォーターメロン/ブラックフレーク】は八郎潟の中でも水が良いエリアや、水か綺麗な流れ込み等で使用します。普段よりも水がクリアアップしているな、と感じたら使ってみると効果的なカラーです。
まとめ
今回ご紹介したカラーがあれば基本的に大丈夫!といったベースとなるカラーです。これに加え、更に状況に応じたカラーセレクトが必要になりますが、それらをローレーションさせる事が出来れば大きく釣果がUPすると思います。
好きなカラーだけ集めている『好きなカラーコレクター』の方は初心者から中級者の方に非常に多いですが、実は、好きなカラーはとても良く釣れます!
なぜなら好きなカラーは自信をもって使えるので集中力が増していいとこがたくさんあります。しかし、自然が相手なので毎回通用するとも限りません…
『好きなカラーコレクター』の大半は、その他のカラーの使いどころと利点を理解していないのでコンフィデンスが持てずに使わないのだと思います。使わないというか使えないのでしょうが、それではいつまでたっても『好きなカラーコレクター』のままになってしまい、安定した釣果は出せません。
カラーに関してはかなり奥が深いので常に考え意識しながら、更にどんどん違うカラーを試してみると良いと思います。試しているうちに使いどころが少しずつ分かってきます。
あまり釣れていない時や、バイトがあるのに食いが浅い時などは頻繁にカラーローテーションを繰り返してその日の、そのポイント、そのルアー・釣り方の当たりカラーを探しています。
今回ご紹介したカラーはとても有効なものばかりで実績が高いカラーだけを取り上げていますので、八郎潟へ行かれる方には少しでも参考にしていただけたらと思います。