チャプター⑥八郎潟という最高の湖 ~アシ撃ち編~【加藤敏久】

筆者:加藤敏久

 

⑥アシ撃ち編

今回は春のスポーニング前からシーズンを通して多くの場面で有効になってくるアシ撃ちについて深堀していこうと思います。

アシ撃ち攻略法

アシの中や周りにバスが多くなるとアシ撃ちの釣りがメインとなりますが、アシ撃ちは皆さん好きですよね?

 

アシ撃ちは割と誰でも釣りやすい釣り方なのでみんな好きだと思います。なぜみんな釣りやすいのか?その理由は簡単で、見えているストラクチャーに対してルアーを入れるので水中をイメージしやすくなる為です。

しかし、この一見誰にでも釣れる?割と簡単なアシ撃ちですが、簡単だからこそ釣果に大きな差が生まれる釣りでもありますので、一体どうしたら釣果をUPさせる事ができるのかを解説していきます。

 

アシ撃ちで重要なスキル

アシ撃ちで必要なスキルはいくつかあります。

・キャスト精度

・バスのポジションを見極める方法

・リグ&ルアーセレクト

以上のような極当然なスキルですが、最も重要なのはキャスト精度です。

このキャスト精度が釣果に直結することが多いのも事実で、思っている以上にキャスト精度が高い人は少ないと思います。

この記事を読んでいる方で、自分は大丈夫!と思っていても実際はそうではないことが多いのでもう一度キャストについて見つめ直した方が釣果に繋がりますよ。

そもそもなぜそんなにキャスト精度が重要なのか?と言うと、バスがストラクチャー(アシ)に対してピタッと身を寄せていることが多い事と、八郎潟が濁っているため捕食行動範囲が狭い事が考えられます。

逆に言うと、八郎潟のバスの特徴として、居れば喰う確率は高めだと思います。そんな状態のバスなのにキャストが決められない歯がゆさ…

 

では、どうやってキャスト精度を上げたらいいのか?これはしっかり考えることが大切です。ただキャストを繰り返していれば上手くなるのならみんな上手いはず…キャストを繰り返して上手くなるのはキャストをしたことが無い初心者だけです。

 

そもそもキャストフォームは正しいのか?

毎キャストごとに投げるポイントをしっかり意識しているか?

そして、修正すべき点や癖があれば改善する意識を持たないとキャスト精度は上がりません。

自分でキャストの精度が高くないと思っている方は釣り仲間に見てもらうといいと思います。変な癖がついていることが結構多いです。

最も簡単な改善方法はガイドに乗って教えてもらうことなので、思い切ってガイドサービスを利用してみるのも上達への近道になりますよ。

 

バスのポジションを見極める

次に「バスのポジションを見極める」ですが、アシ撃ちはコレが出来なくても釣れます…

なぜなら、良さそうなところを手あたり次第撃ちまくれば良いからです…

 

そうは言っても、そんな効率の悪い方法から抜け出す必要がありますし、手あたり次第に撃ちまくるなんてバス釣りの本質から逸れた行為でもあると思います。基本はパターンフィッシングなので、アシ撃ちというパターンをさらに深堀してパターン化していきます。

アシに対してどこのポジションにバスは居るのか?これは以前の記事で水中岬に対してどう釣っていくのか?という事と同じですのでそちらをご覧ください。

リグ&ルアーセレクト

バスのポジションが分かったら、そのバスに対して効率的なリグと効果的なルアーをセレクトしていきます。

まずは、バスがどのレンジで餌を食っているのかを考えてみてください。

それがボトムなのか?中層なのか?表層なのか?フォール中なのか?フォールスピードはどれくらいが良いのか?これらが分かればそれに向いているリグがあります。

【例を挙げると】

ボトムで喰っているならラバージグやテキサスリグやネコリグ等。

中層で喰っているならヘビダンやノーシンカーの中層引き等。

表層ならフロッグなどのトップウォータールアーやノーシンカー等。

フォールを意識する場合は、フリーリグやシンカーのウエイトコントロール等で対応できますよね。こういった感じでリグを使い分けていきます。

そこに対して、適切なルアーをセレクトしていきます。それと同時にカラーセレクトも重要です。

このようにして効果的なものを絞り込んでいけば必然的にパターンが見えてくるのが分かるでしょうか?パターンが分かれば、違うエリアの同じような条件のアシを探して釣っていけば自分が考えている通りの釣果が生まれるという事です。

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