筆者:加藤敏久
今回の記事はタイトルにもある通り八郎潟で釣れるコバスと雷魚にフォーカスして、コバスと雷魚がなぜ釣れるのか?
そして、なぜそれらを釣る人、釣らない人が居ることを考えていきます。
コバスや雷魚が釣れたら要注意
八郎潟で釣りをしていると基本的にはアベレージが40センチ以上で1キロオーバーです。
800gでは少し小さいな…と言った感じですが、夏以降になるとそれよりも小さい30センチ前後かそれ以下のコバスが良く釣れるようになり40センチオーバーを釣るのが簡単では無くなります。
雷魚については、いつ頃から釣れ始めるのかは定かではないのですが、八郎潟でのバス釣りにおける外道として最もよく釣れる魚です。
雷魚は釣った後の対応が大変なので出来るだけ釣りたくない外道ですよね…
コバスと雷魚はいわばメインターゲットではない魚としては同じカテゴリー(外道)と考えていいでしょう。
なぜなら、コバスや雷魚が釣れるエリアではアベレージサイズのバスはあまり釣れないからです。
八郎潟に雷魚が増えた謎
私が八郎潟に通っていた数年間のうちに、年を追うごとに雷魚が釣れることが非常に増えてきました。
そこで疑問が…
【なぜそんなに雷魚を釣るのか?】
そもそも、雷魚を釣る人が増えてきたという事は、雷魚自体が増えてきたのか?
雷魚を釣っていた人は、雷魚が増えたと思っていたようですが、それなら私にも釣れるはず(私はほとんど雷魚を釣ったことが無い)。
つまり、雷魚自体が大量発生しているわけではないという事です。
ではなぜ雷魚が良く釣れるようになったのか?
私の行きついた答えは【バスが減ったから】というものです。
バスが減って雷魚が釣れる?
バスと雷魚では様々なところが違っています。
スポーニングのタイミングもズレているし、呼吸法まで違います。捕食するものは似ていますが、だからと言って仲良く一緒に生活しているわけではありません。
それでは【バスが減って雷魚が釣れる】という私が立てた仮説について解説していきます。
そもそも八郎潟と言う湖に対してバスはオーバーキャパシティーだった過去があり、そこから様々な要因でバスは減り続けていきました。
バスが多すぎた過去には、どうしてもバスと雷魚は同じエリア・ポイントに居ることが多くなってしまいます。
すると、そこで釣りをしていた場合、行動力・行動範囲が広い魚の方が釣れてくるわけで、それがバスでした。
それに、雷魚とバスの数の割合も全然違っていて、たとえば、同じエリアに雷魚1匹に対してバスが10匹居たら、行動力などが同じだったとしてもバスが釣れる確率は高くなりますよね。
以上のような現象があったので今まで雷魚が釣れることが少なかったのですが、どんどんバスが減少することで、バスと雷魚はポイントを共有することも減り、雷魚が釣れる確率も上がってきたのだと思います。
この【バスが減って雷魚が釣れる】理論は八郎潟西部シェルターマリンの池田さんとも話したことがあり、やはり池田さんも同じ意見でした。
雷魚を目印にすることも可能
上記の事から考えると現在の八郎潟では雷魚が居るところではバスが居ないのではないか?居てもそんなに多く居ないことは想像がつきます。
つまり、雷魚が釣れたら、そのエリアが間違っていると考えていいです。
バスにとってはもっといい条件のエリアが存在していてそこに多くのバスが居る可能性があるのだと判断してエリアを移動すべきだと思います。
実際に過去の私は雷魚をほとんど釣っていないけれどバスは釣れる。
ある人は雷魚は釣れるけどバスはほとんど釣れない…
バスが釣れない人の話を聞くと、やはり全然違うエリアで釣りをしていました。
雷魚ばかり釣れて嫌だな~。
と思っている方は逆に、【雷魚=エリアが間違っているからポイント移動】の目印として利用しよう!と考えを変えればいいと思います。
ちなみに、雷魚をよく釣る人と、あまり釣らない人がいます。
答えは既に出ていますが、この記事を読んだ雷魚をよく釣るという人は、私が書いている八郎潟のブログ記事を読んでしっかり考えて、今までとは違った視点でバスを探してみると良いと思います。